電波規制に守られて

参院選直後の記事を読み返したら、我ながら相当もやもやしていたことが感じられます……。
たった一つか二つのブログや本を根拠に書いてしまった文章もあって、恥ずかしいです。


とはいえ、基本的にはあまり意見が変わっていない部分が多いです。


選挙直前に首相になったのに選挙の責任なんてないから、あの時点で辞める必要はなかったと今でも思いますし。個人的には「消費税」発言はそこまで大勢を左右していないと。それに、首相が続投しても交代しても、日本の国としては大して変わらないんだから、それなら“安定政権”のほうが諸外国に信頼される気がします。


あと、テレビの影響力はやっぱりうんざりだし、テレビの露出が多いほうが当選しやすい、という状況はどう考えても何とかするべき。今見たんですが(オィ)、

Google 未来を選ぼう参院選 2010
http://www.google.com/appserve/senkyo2010/c/11962

ここ、なかなかいいサイトだったんですね。候補者についてのいろんな情報(ニュースや動画やツイッター)が時系列にまとめられていて、分かりやすい。世の中に、Google TVや、今度12月に出ると言う噂のApple TVが普及して、それによって、Ustreamや、YouTubeや、もっと画質のいいコンテンツをネット上で見るのが普通になり、テレビの影響力がぐーんと薄まるといいなぁ。そうなったりしないでしょうか。テレビよ、沈め(笑)。


報道ステーションのキャスターが、カメラを真正面から見ながら、「公務員のコスト削減を進めなければいけませんね」みたいなことを言ったときは、吹き出しそうになりました。電波規制に守られて、正社員の平均年収1500万円というテレビ局が、一体何を言ってるんでしょうか。それなのに、格差社会年金問題を論じるときは、「われわれ庶民は」などと言い出す。これ、冗談としか思えないんですが、そんなふうに感じるのは私だけなんでしょうか。