日本の下り坂はあと20年続く、かもしれない

日本近代史にある40年周期説とやらを図にしてみた。なぜかというと、池田信夫氏が日本は1930年代に似てきたと言っていたり、朝日新聞の昨年末の社説が1945年に生まれた「日本ちゃん」という不思議なキャラを出してきてもう「日本ちゃん」は65歳だよ、などと…

”隠された情報を公開しよう。そうすれば世界が変わる”と

BLOGOSでの書評を見て、読んでみた。最近人々の記憶から薄れつつあるウィキリークス。日本人が知らないウィキリークス (新書y)作者: 小林恭子,白井聡,塚越健司,津田大介,八田真行,浜野喬士,孫崎享出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2011/02/05メディア: 新書…

大阪府警取り調べ中の暴言事件

大阪府警東署警部補の取り調べ中の暴言事件。録音された音声が全国ニュースであれほど長く流されたのは衝撃的でした。 殴るぞお前 手出さへんと思ったら 大間違いやぞコラ! オウ お前大間違いやぞコラ! 全然 記憶にないです 分かりません 言っていることが…

組織の歯車になることが、人生で最高の職業の一つだと

TOEICのためにぬるく勉強している、『Z会速読・速聴英単語 Business』で、印象的な文章があったのでメモ。※2011/2/9 文章修正など。 それはKDDI(au)をつくった、千本倖生氏の記事(p.320)。千本氏は、1966年にNTTに入社し、18年間勤めた後、“通信網という…

弁護士の過払い金トラブル

NHKで『追跡A to Z 急増する弁護士トラブル』を見ました。 http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/file/list/100904.html でも、「え、これで終わり?」だったので、もやもやしたことを整理してみます。 まず、過払い金返還って何?最近増えている弁護士トラブルの…

『街場のメディア論』(内田樹)

最近、LivedoorのBLOGOS(http://blogos.livedoor.com/)を読んでいます。人気のあるブログの記事を、ニュースのようにまとめて見せてくれるサイト。こちらの中づりで知りました。こういうサイト、すごく便利! 何もないところから、好みのブログを探して広…

電波規制に守られて

参院選直後の記事を読み返したら、我ながら相当もやもやしていたことが感じられます……。 たった一つか二つのブログや本を根拠に書いてしまった文章もあって、恥ずかしいです。 とはいえ、基本的にはあまり意見が変わっていない部分が多いです。 選挙直前に首…

参院選が終わって

参院選が終わりました。後で修正しますが、今思っていることを書きなぐっておきます。与党(民主党)はよく踏んばったと思います。テレビと新聞がこの8カ月間、全力で民主党をdisったことを考えれば。今の首相は退陣する必要はないと思います。 テレビや新聞…

『民主主義が一度もなかった国・日本』(宮台真司、福山哲郎)

「09年8月30日、日本に革命が起こったことに国民は気づいていない。」―――帯の文句に引き寄せられて、つい買ってしまいました(笑)。 ↑大げさすぎる「引き」で、かなり警戒してしまうけど。いつ既得権益保持者のゆり戻しがくるか分からないんじゃない、と思…

『脳に悪い7つの習慣』(林成之)

この本は、時々「?」と疑問に思うような文章もあるのですが、「へー」と思った点もあるので、取り上げてみました。 脳が情報を処理する仕組みにもとづいて(と、著者は主張しています)、脳のパフォーマンスを最大限に発揮させる生活態度や習慣とは何か、が…

『終身刑の死角』(河合幹雄)

終身刑の死角 (新書y)作者: 河合幹雄出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2009/09/05メディア: 新書購入: 3人 クリック: 39回この商品を含むブログ (14件) を見る データと詳しい実情にもとづいて、日本の刑務所、受刑者、被害者の事情について教えてくれるレベ…

「まにけん!」マニフェスト検索システム

静岡大学の研究室が作った、2009年衆議院選のマニフェスト検索サイト。面白そうな研究室ですね。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/10/news044.html 「まにけん!」 http://manifesto.shuugi.in/ 使い方は、タグかキーワード(たとえば「子ども…

『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』(神田昌典)

60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法作者: 神田昌典出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2002/12/07メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 119回この商品を含むブログ (34件) を見る 神田さんの本はいくつも読んでいる…

『資本主義崩壊の首謀者たち』感想3

株でも何でも、投機の対象になるようなものの価格が上がったり下がったりするのは、庶民が、企業価値や未来の需給などを読み間違えたから、ではない。少なくとも、それだけではない。 http://d.hatena.ne.jp/mln244/20090713 2003年から日本では株価が上昇し…

『未来のためのQ&A』 Googleの衆議院選特集

Googleがまた、よくもタイムリーに始めてくれた。準備してたのか、思いつきで始めたのか。 『未来のためのQ&A』 http://moderator.appspot.com/?hl=ja#16/e=9df89 Google モデレーターというサービスは、全く知らなかったけど、 (というか、「モデレーター…

『資本主義崩壊の首謀者たち』感想2

もう記憶から遠ざりつつありますが、去年までは原油高と穀物高だった。今年2月の海外旅行でも、なぜかまだサーチャージをガッツリ取られてた。近所の美容室が「原油高のため」値上げしたりしたりした(そしていまだに下げていない、そんなことはどうでもいい…

『資本主義崩壊の首謀者たち』(広瀬隆)

資本主義崩壊の首謀者たち (集英社新書)作者: 広瀬隆出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/04/17メディア: 新書購入: 7人 クリック: 47回この商品を含むブログ (36件) を見る オバマ政権に、金融危機を生みだすのに一役かった大物たちが食い込んでいるとは知…

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』(マーカス バッキンガム)

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす作者: マーカスバッキンガム,ドナルド・O.クリフトン,田口俊樹出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2001/12/01メディア: 単行本購入: 160人 クリック: 3,045回この商品を含むブロ…

『究極のセールスレター』(ダン・S・ケネディ/神田昌典監訳)

究極のセールスレター シンプルだけど、一生役に立つ!お客様の心をわしづかみにするためのバイブル作者: ダン・ケネディ,神田昌典,齋藤慎子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2007/03/30メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 22人 クリック: 143回…

Googleカルチャー

だいぶ前だけど、こちらを読んで思ったこと。面白かったです。 http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20375191,00.htm 会社というものは、その中にいる「人」がつくるものだ。だから、もしあなたが|わたしが将来会社を作ったら、一緒に働く人…

『インディペンデントな生き方』(勝間和代)

勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド (ディスカヴァー携書 022)作者: 勝間和代出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2008/03/01メディア: 新書購入: 8人 クリック: 270回この商品を含むブログ (181件) を見る今回、初めて…

マインドマップのルール

ザ・マインドマップ作者: トニー・ブザン,バリー・ブザン,神田昌典出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2005/11/03メディア: 単行本購入: 34人 クリック: 437回この商品を含むブログ (313件) を見る 久しぶりに『ザ・マインドマップ』を読み返したら、ル…

『ネットの先取り商法』(平賀正彦)

2月ごろ読んだのですが、今ごろまとめてみました。ネットの先取り商法―これから儲かるお店&会社はここが違う!作者: 平賀正彦出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2008/02/29メディア: 単行本 クリック: 32回この商品を含むブログ (4件) を見るネットで本…

映画『フィクサー』を、ハリウッドの黄金法則で。

映画『フィクサー』を観た。これは、トニー・ギルロイという有名な脚本家の監督作だそうだ。 さっそく、先日の『時計じかけのハリウッド映画』で考察してみる。 「3アクト・ストラクチャー」なんて黄金法則は当然知り尽くしているベテラン脚本家だけあって…

『時計じかけのハリウッド映画』(芦刈いづみ、飯富崇生)

時計じかけのハリウッド映画―脚本に隠された黄金法則を探る (角川SSC新書)作者: 芦刈いづみ,飯富崇生出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ発売日: 2008/02メディア: 新書購入: 3人 クリック: 36回この商品を含むブログ (16件) を見る『その数学が戦…

『モテたい理由』 (赤坂真理)のマインドマップ

マインドマップでは、難しい話は全部やめて、女性雑誌の実態を中心に。 そしたら、マップを描くのが楽しかった。「関係性の中でしあわせになりたい。そのために、キレイになりたい。」は、女性の根本的なテーマとして実に正しいと思う。

『モテたい理由』 (赤坂真理)

モテたい理由 (講談社現代新書)作者: 赤坂真理出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/12/19メディア: 新書購入: 4人 クリック: 391回この商品を含むブログ (133件) を見る「ねえママ、私、恋愛できなかったらどうしよう?」著者の友人の十四歳の娘は、ティー…

『その数学が戦略を決める』(イアン・エアーズ)

その数学が戦略を決める作者: イアン・エアーズ,山形浩生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/11/29メディア: 単行本購入: 98人 クリック: 2,063回この商品を含むブログ (218件) を見るその数学が戦略を決める アメリカが日本よりn年進んでいるなら、大量…

『Web時代をゆく』(梅田望夫)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11/06メディア: 新書購入: 91人 クリック: 724回この商品を含むブログ (1191件) を見るウェブ時代をゆく つくづく本は安いと思う。著者が何十…