『未来のためのQ&A』 Googleの衆議院選特集


Googleがまた、よくもタイムリーに始めてくれた。準備してたのか、思いつきで始めたのか。

『未来のためのQ&A』
http://moderator.appspot.com/?hl=ja#16/e=9df89

Google モデレーターというサービスは、全く知らなかったけど、 (というか、「モデレーター」って名前が悪いんじゃ。日本語訳は?)
衆議院議員をめざしている人が、本当のところどう思っているのか、きいてみよう。」
というサブタイトルどおり、ユーザーは質問を投稿して、それがよい質問かどうか皆で投票することができ、
候補者は、質問に答えたビデオを作成してYouTubeにアップできるみたい。

街頭演説で質問する勇気は普通の人には無いし、質問してもその場のヤジに影響されたり、ノリで適当に
答えられちゃうかもしれないので、ビデオのほうが、答えるほうも見るほうもじっくり考えることができていいと思う。

とりあえず、YouTubeにちょい有名人(?)が質問のビデオを上げていた。

『資本主義崩壊の首謀者たち』感想2

もう記憶から遠ざりつつありますが、去年までは原油高と穀物高だった。今年2月の海外旅行でも、なぜかまだサーチャージをガッツリ取られてた。近所の美容室が「原油高のため」値上げしたりしたりした(そしていまだに下げていない、そんなことはどうでもいいのだが)。

その原因は、『資本主義崩壊の首謀者たち』(P.48)からメモしておくと、

・全世界の株式市場7200兆円の1/3を占める、ウォール街の2400兆円の一部(1.5%で100兆円)が、
・2007年後半からのサブプライム・ローンによるNY株価暴落で、
・株式市場から逃げ出して、原油先物市場に流れ込んだ。
原油先物市場は10〜15兆円の規模だったので、マネーが溢れた。
・そのため、原油価格が高騰した。
原油市場が溢れたので、投機マネーは、穀物市場にも流れ込んだ。
・それで、穀物市場も高騰した。

ということらしいです。その後、

アメリカが経済崩壊し、
・借金取りの連鎖反応が始まったので、
・投機マネーが引き上げられて、
原油市場も穀物市場も暴落した。

世界には十分な穀物があり、中国の人口や経済成長のせいで原油価格や穀物価格がそこまで高騰したわけではなかった、と。つまりどんなものでも、市場があれば(?)、巨大な資金が入って価格を操作できてしまうということらしい。日本人はお金があったから(まだ)よかったけど、貧しい国は価格が操作された穀物を買えない「食糧危機」に陥ってしまう、と・・・。

資本主義崩壊の首謀者たち (集英社新書)

これが、私たちの生活にどう関係してくるかというと・・・(ガソリンとかスパゲティが高くなる以外に)。

・・・何だか、まだメモしたいことが出てきたので、この本の感想は続くかも。

PS. 原油価格のチャートを載せようかと思って久しぶりに見たら、Yahoo!ファイナンスのデザインが新しくなっていた!(でもちょっと見づらいかも? 広告も大きいし) そしてどこを見れば載ってるのか分かりませんでした。とほほ。

『資本主義崩壊の首謀者たち』(広瀬隆)

資本主義崩壊の首謀者たち (集英社新書)

資本主義崩壊の首謀者たち (集英社新書)



オバマ政権に、金融危機を生みだすのに一役かった大物たちが食い込んでいるとは知らなかった・・・。そういえば、政権発足前、オバマが指名しようとした人たちが商務長官や司法長官などの主要ポストを辞退することがあったけど、何か関係あるのかな? こういう人たちを使いなさい、という圧力はあったんだろうな。日本のマスコミは、突っ込んだことは何も報道しないけど。

ウォール街の投機に火をつけ、サブプライム・ローンとリーマン・ショックの現在の金融腐敗(著者は「金融危機」ではなく「金融腐敗」と呼ぶ)を引き起こした張本人たち。経済顧問におさまったロバート・ルービンとローレンス・サマーズ、彼らに選ばれた財務長官ティモシー・ガイトナー。"国際殺人・泥棒クラブ"のキッシンジャーに、ネオコンユダヤ人でパレスチナ問題に暗雲を落とす大統領首席補佐官ラーマ・エマニュエル。彼らが、オバマの周囲でこれから何をしようとしているのか、とりわけアメリカの金づるになっている日本は、どんなに注意しても注意したりない。

とりあえず、選挙前なので思ったことは、自民でも民主でもどちらでもいいので、
「これからアメリカの借金の肩代わりはしない人が政治家になってほしい・・・。」 
アメリカ国債とか、もう買わなくていいんだけど(笑)。それに、みんなが一生懸命蓄えた、あるいは勝手に天引きされた、厚生年金や郵便貯金の何百兆円を、これ以上アメリカ政府やウォール街に流し込んで、売り逃げされて、一文無しにしないで。年金とかなくなったら、本当にシャレにならないのに。そういう意味では、この金融「腐敗」は本当に、日本人にとって、とても関係がある。

その他にも、世の中のあらゆる価格(株価でも、原油穀物など先物市場でも)は、操作しようと思えば操作できるんだな、とちょっと怒りをおぼえたり、ためになったり。ニューヨークタイムスの一コマ漫画もウィットがきいていておもしろく、一気に読める。

あとは、あとがきにあるバンドン会議スカルノ大統領の言葉が、時代を超えてなんてよく当てはまるんだろう、と思い、こっそりコピペでマンガ作ってみました(^^;)。

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』(マーカス バッキンガム)

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

この本のメッセージは、「成功するためには、あなたの強みを活かしなさい。」ということ。
そして、自分の「強み」を見つけるためのオンラインテスト(ストレングス・ファインダー)のIDがついているのが特徴。

多くの企業は、逆のことをしている。その人の「強み」を伸ばすより、「弱み」を克服させるために、時間と資金をかけがち。従業員間の技術や能力の差を埋めるために研修プログラムを用意している企業や、より多くの技能をまんべんなく身につけた従業員が昇進および昇給する、という体系を持っている企業がそう。

しかし、「強み」ではない分野を補強しようとする試みは、大変な労力がかかるし、それをもともと「強み」としている人にはかなわない。つまり……。

1. 人の才能は一人ひとり独自のものであり、(生涯ほとんど変わらない)永続的なものである。
2. 成長の可能性を最も多く秘めているのは、一人ひとりが一番の強みとして持っている分野である。(p.12)

だから「成功するためには、自分の強みを活かして、弱みと折り合いをつける」ことが大事になってくる。「成功」というのは、社会の役に立つ、地位や報酬がついてくる、自分自身に満足できる人生を歩む、など広い意味あいで。「活かす」とは、強みを活かすための技術を取得する、(時には多大な)努力を含んでいる。しかし、技術の取得は「才能」をもたらしてはくれない。


突然思い出すのは、少年漫画では、個人の「才能」が、目に見える分かりやすい形をとって具現化するということ。 「人の○○○は一人ひとり独自のものであり、(生涯変わらない)永続的なものである。」―――○○○を「念能力」とか「卍解」と言い換えてみれば、当てはまることが分かる。なぜなら、たぶん、物語は現実の世界のメタファーだから……。(正確には後者は斬魄刀の力だけど。でもそれを持っていることが登場人物の個性になってる。)

それぞれの○○○には、レベルの強弱はあるけど、その人だけの特異な点が何かはある。どんな○○○が発現するかは、登場人物たちの「個性」または「隠された真の個性」と関係がある。それはその人だけの才能、一生、時間をかけて磨いていくべきもの、あまり気にいらなくても大事にせざるを得ない、自分の「核」。


「強み」(厳密には違うかもしれないが、イコール「才能」)は、どうやって見分けるのかといえば、これもまたごく単純だ。
・「切望」 天賦の才は幼いころに表面に表れやすい。
・「修得の速さ」 切望というシグナルがなくても、新たな技術の修得の速さでそれと分かることがある。
・「満足感」 何かを成し遂げたときに気分がよければ、それは自分の才能を活かした仕事をしていたということ。

ただ、人生でこれを見つけるのはそれほど単純なことではない。怖れからくる非生産的な(あるいは反社会的な)行動を強みと勘違いしてしまったり、高い報酬のために自らの強みとはかけ離れた職種を選んでしまうかもしれない。忙しい日々の中で、時折立ち止まって自分のこころの声に静かに耳を傾けるのは、言うほど簡単なことではない。


この本には、ストレングス・ファインダーというテストを受ける番号が一つ付いてくる。これは、34の「強み」の中から、優位を占める5つの「強み」を探すテストで、オンラインで受けることができるというもの。普段よくとる行動パターンを選択していくと、強みになりうる潜在能力を推測してくれるわけ。ちなみに番号は一回使うと終わりなので、古本の場合は使えないかもしれない。

34の強み(『さあ、才能に目覚めよう』)

ちなみに私の優位性は、順に「戦略性」「未来志向」「自己確信」「内省」「最上志向」になった(だから、マインドマップでも、そこだけ詳しく記入)。確かに、当てはまっているところはある。ただ、今はそれほど強み、発揮してないかも?

『究極のセールスレター』(ダン・S・ケネディ/神田昌典監訳)

究極のセールスレター シンプルだけど、一生役に立つ!お客様の心をわしづかみにするためのバイブル

究極のセールスレター シンプルだけど、一生役に立つ!お客様の心をわしづかみにするためのバイブル

AdSenseで適当な情報商材のリンクをクリックすると、長ーい長ーーいページが表示されて、英会話でもお金儲けでも同じような話運びで、最後に商品を買わせようとしますね(笑)。

そういうページの広告主は、ダイレクト・マーケティングの本を一冊は読んだことがあるんじゃないかと。

この本はダイレクト・マーケティングの古典で、帯に「初版から15年、米国で読み継がれる・・・」とあるとおり、内容的には郵送のダイレクトメールについて書かれていて、古くささも感じさせます。
でも、文章によるセールスのテクニックは、メールマガジンでも、Webサイトでも大して変わらない!!
ということが、読んでみるとよく分かるのです。

このマインドマップはあまり訳にたたないと思います・・・というのも、この本には実際に読まないと分からない、生き生きしたセールスレターの例がたくさんあるからです。マインドマップは、郵送物のみに関連すると思われる項目は灰色にして、Webサイトの場合はこんなこともできるはずというものはピンクの楕円にしてみました。小額の広告費で、テスト的にコンバージョン率をチェックできるのは、Webならではですよね。

『究極のセールスレター』

思い出すのは、何年か前の楽天のとあるワインショップのニュースレターが、ほんと〜〜〜に上手かった!!こと。
店長は、ワインについて造詣が深くて、誠実そうで、彼のおすすめのワインは毎回、本気で飲んでみたかった。愛するワインについての五感にうったえる描写も素晴らしかった。その店を利用していた友だちと「ほんとにあれは、上手いよね!」という話を毎回していました。あの店、今はどうなったかなぁ。

Googleカルチャー

だいぶ前だけど、こちらを読んで思ったこと。面白かったです。
http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20375191,00.htm
会社というものは、その中にいる「人」がつくるものだ。だから、もしあなたが|わたしが将来会社を作ったら、一緒に働く人に妥協してはならない。最初の志は、できるだけ高く持たなければならない。その原理原則に心から共感してくれそうな人を選ぶために、細心の注意を払わなければならない。それらを常に思い出させ、新しく入った人に伝えていく仕組みをつくり、まるで空気のように浸透させなければならない。そうしなければ、カルチャーなどというものは気づいたときには失われているんだろう。

Google Culture

『インディペンデントな生き方』(勝間和代)

今回、初めてMindManager(体験版)を使ってみた。ローカルソフトウェアはやはり動きが快適。ビジネス向けの機能、たとえばタスクリストに日付や進捗率を入れられたり、Office製品と連携できるのは、とても便利そう。個人的には、「手書き風」にメインブランチの枝を太くできるのがうれしい。Mindomoと比べた不満は、ブランチをあまり自由に移動できない(何だか勝手に配置される)ことくらい。もちろんProの正規版が高すぎる、というのはあるけど(笑)。Lite版はどこまでできるのか……。

『インディでいこう!』

この人のおすすめの本、『川本裕子の時間管理革命』『「出世」のメカニズム――<ジフ構造>で読む競争社会』もちょっと読んでみたい(自分はそこまでとてもがんばらない気がするけど)。